古典的仮名遣いの読み方


古典的仮名遣い(歴史的仮名遣いともいいます)は和歌を詠んでいた頃の平仮名のルールです。
古典的仮名遣いでは書いてある平仮名と音に出して言う平仮名が違います。時代とともにそういう仮名遣いはなくなっていきましたが、今でも残っているものもあります。『は』や『を』、『へ』などがそうです。『じめまして』と『こんにち』は、どっちも『は』だけど読み方が違いますし、『を』は『お』と読みますよね(本当はちょっと発音が違うけど)
同じようなのが古典的仮名遣いにはたくさんあります。

古典的仮名遣いの平仮名には『は』のように2通りの読み方があるものと、『を』のように必ず読み方を変えるものがあります。

古典的仮名遣い → 読み方
ひ → い  『は』
ゐ → い  『を』
ふ → う  『は』
へ → え  
ゑ → え  『を』
ほ → お  『は』
を → お
づ → ず  『を』
ぢ → じ  『を』
は → わ
む → ん  『は』
てふ → ちょう
あふ → おお  『逢う(会う)』という意味の場合、『おお』と読みます  
けふ → きょう 『今日』という意味の場合、『きょう』と読みます

『は』『を』『へ』そのものは現代でも読み方が違うのでちょっと複雑です。
『~を』は現代的仮名遣いでもあるので、書き直さないけど『お』と読みます。 けれどそれ以外の場合は『お』に書き直して『お』と読みます。 
例;『夜を』は『夜を』と書いて『夜お』と読み、 『をぐらやま(小倉山)』は『おぐらやま』と書き直して『おぐらやま』と読みます。

他にもあるかもしれませんが、とりあえず百人一首に出てくるのはこれぐらいです。
ちょっと複雑ですけど、古典的仮名遣いを理解することで和歌がちょっと読みやすくなります。





じゃあいくつか練習問題を。
1、 おくやまに もみぢふみわけ なくしかの こゑきくときぞ あきはかなしき
2、 しのぶれど いろにいでにけり わがこひは ものやおもふと ひとのとふまで
3、 あはれとも いふべきひとは おもほえで みのいたづらに なりぬべきかな
4、 こひすてふ わがなはまだき たちにけり ひとしれずこそ おもひそめしか

答え
① おくやまに もみふみわけ なくしかの こきくときぞ あきはかなしき
② しのぶれど いろにいでにけり わがこは ものやおもと ひとのとまで
③ あれとも いべきひとは おもえで みのいたらに なりぬべきかな
④ こちょう わがなはまだき たちにけり ひとしれずこそ おもそめしか

About these ads
カテゴリー: 百人一首をもっと知ろう, 百人一首を知ろう パーマリンク

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

Google+ フォト

Google+ アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト / 変更 )

%s と連携中